週末に近所のフルーツパーラーに行きました。目当てはホットケーキで、忌むべき小麦粉をわざわざ食べに行ったのは、1846年に神田で創業した万惣を発祥として、2012年に閉店した万惣フルーツパーラーの流れをくむ店だからです。食通として知られた作家の池波正太郎氏も、このホットケーキをこよなく愛したと言われます。こうした背景を知ればいやが上にも期待は高まります。ホットケーキの最適な厚さ2.3cmとされますが、想像より小さく、子供の頃に喫茶店で食べたホットケーキが運ばれてきた時の喜びはありません。1,000円未満の食べ物に期待をすべきではありませんが、食べてもごく普通で、シドニー発のbillsのリコッタパンケーキのような感動も、ホットケーキが持つオーソドックスな懐かしさも感じません。外食に気が進まないのは、何を食べても至って普通に感じるからですが、それは悪いことではない気がします。