昨日は日本工学院に向かう途中で初冠雪の富士山を見ました。夏の猛暑から、秋を通り越して冬が突然来た印象です。夏に向かう季節がドーパミン、アドレナリン系の開放感なら、冬にはセロトニン、オキシトシン型のしみじみとする喜びがあります。冬を越すために、自然が様々な恵みを用意し脂肪を蓄える収穫の季節は、一年で最も豊かな時と言えるかもしれません。秋から冬に移る季節の山歩きは、もっともセロトニンが分泌すると思います。ふかふかの落ち葉を踏んで歩く晩秋のトレイルは、冬になると新雪に覆われ極上の散歩道が出現します。自然のなかで過ごすと、歩くだけで幸せになれますが、自然から遠ざかり始めた人類には、その代償に産業として生み出されたドーパミン的な消費が必要になるのだと思います。薪ストーブの炎のゆらぎを楽しむだけで満たされる時間が、都会にはない気がします。