人生100年時代と言われて久しいのですが、その発端は人生100年時代構想会議にも呼ばれたリンダ・グラットンの著書、LIFE SHIFTが出版された頃からだと思います。2007年に生まれた子供の半数が106歳まで生きる、といった話が眉唾に聞こえるのは、現代の食生活があまりに貧しいからです。戦中戦後を生きた今の高齢者世代は、貧しい時代の粗食と少食が幸いして、現代医療の恩恵を受けながら長寿を享受している可能性があります。一方で戦後流入したジャンクフードや添加物、農薬で汚染された食品に加え、過食を続けてきたわれわれ世代が、今の高齢者以上に長生きすることは難しいように見えます。他方、われわれ世代の持つ最大の武器は、健康長寿に関する21世紀の知見です。オートファジーやサーチュイン遺伝子を活性化する少食と運動を実践することでのみ、人生100年時代は訪れる気がします。