本家を超える新玉川温泉?

玉川温泉から500mほど離れた姉妹館の新玉川温泉に行きました。後から作られただけに近代的で、露天風呂が追加され、岩盤浴も洗練されます。自炊部があり湯治場風情を残す本家とは違い、寝巻でふらふら歩くと違和感がありそうなリゾートホテルです。大浴場の作りは基本的に同じですが、なぜか蒸気浴はより熱く、50%源泉の濃度もこちらの方が濃いように感じます。どちらを選ぶかは好き好きですが、湯治場らしい情緒が希薄になり、3割以上高い新玉川を選ぶ理由はなさそうです。新玉川温泉が開業したのは1998年(平成10年)ですが、本家の歴史は1934年(昭和9年)に遡ります。湯治場開設の歴史はさらに古く1882年(明治15年)で、火薬原料としての硫黄採掘が始まったのは1681年(延宝8年)と言われます。今でも秘境中の秘境と言える山奥に、江戸時代初期から人が分け入っていた、労を厭わぬ先人の探求心の偉大さを感じます。

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