1968年に当時の西ドイツを抜き世界第二位の経済大国に躍り出た日本は、1990年の東西ドイツ統一以降も2010年に中国に抜かれるまでその地位を保ちました。いずれインドに抜かれるだろうと呑気に考えていましたが、そのドイツに今年逆転される可能性が高いと報じられます。G7最低の労働生産性と言われる日本に対し、2021年時点の労働時間当たりの実質生産物でドイツは1.62倍です。器用で勤勉とされる日本人の特性を活かすなら、その強さは工業製品や建築物などにおいて発揮され、製造業大国に全ての資源を集中することが日本復権の鍵だと思います。一方で、空港の使い難さを見ても、日本人は外国人のおもてなしに不向きで、観光立国幻想を捨てるべきかもしれません。年々進む高齢化も問題で、シニアの継続雇用という中途半端なやり方ではなく、自ら生産性を高め、生涯を通じて成果を発揮できる環境整備をすべきでしょう。