サウナの先祖返り

最近の関心事は世間でも過熱気味の北欧式サウナです。全室にプライベートサウナを持つ宿泊施設は珍しくなく、サウナ付きの賃貸物件だけを扱う不動産会社もあります。他方で意外なのはサウナ関連書籍の少なさです。サウナビルダーのバイブルとされる「サウナをつくろう:設計と入浴法の全て」が出版されたのは1992年ですが、いまだこれを超える良書はありません。コモディティ化が進むサウナにおいて差別化をはかるには、その原点に戻ることが有効だと思います。伝統的なフィンランドサウナは煙突のないスモークサウナで、原初的なものは地中に掘られたとされます。フィンランドでは電気式ストーブの手軽さが人々をサウナに引き戻したと言われますが、電気式ストーブが普及してきた日本では、逆に薪ストーブを屋外で楽しむ先祖返りが主流になる気がします。

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