日本中を寝不足にした史上初のベストエイトをかけたW杯決勝トーナメントが終わりました。前回準優勝のクロアチアを相手に、今大会初の先制点を鮮やかに取った以外、スペイン、ドイツを破った非凡さを見ることはできませんでした。PK戦に至っては、本番に弱いと揶揄された時代の日本を思い起こさせます。しかしこれは素人的な印象で、これまでのゲームにおける日本のボール支配率は18%と、1966年大会以降の勝利チームとしては最低とされます。つまり日本は粘り強く守り、一瞬のチャンスをものにしてスピード勝負の瞬間芸により効率よく逆転勝利を収めてきたと言えます。日本企業が経営にスポーツを取り入れるようになったのは、戦後復興を果たし国威発揚の場となった1964年の東京オリンピックとされます。ドイツ、スペインに逆転勝利して日本の空気を一つにしたこと自体が非凡であることは間違いないのでしょう。