那須のオートキャンプ場に併設されたサウナを見学させてもらいました。外観はシンプルな三角形状ながら、内側はドラマチックです。ドアを開けると前室があり、その奥にあるサウナ室は狭いはずなのですが、低いくぐり戸を抜けると、前室の頭上が活用され、階段状に空間が上方に伸び、4人が無理なく入れる広さに驚かされます。最上段は高い位置にあるために、高温浴が期待できそうです。建築が人を感動させる場合、人それぞれに勘所が違いますが、空間処理の巧みさ、具体的には狭い空間を効果的に活用しているケースはその本領が発揮されていると感じます。デザインで感動した施設に、アメリカの海岸線に埋もれるように作られた、人工物を見せないリゾートホテルがあります。建築のデザインは好きですが、構造物が主張するのではなくあくまでも土地が主であって、人は自然へのインパクトを最小化してそこに溶け込むべきだと思います。