正論こそ疑う

和田秀樹氏の「70歳が老化の分かれ道」を読みました。70代も働き続けることが健康の秘訣との主張には同意しますが、高齢期からは小太り、7時間睡眠、肉食が健康という、世間に流布される説は感心しません。百寿者に関してはこの結論の真逆とする研究もあり、個性的な人体をひとくくりにすることは乱暴で、因果関係はいずれも証明されておらず第三の因子があるのでしょう。唯一信用できるのは統計処理されたデータという、一見正論にこそミスリードを疑うべきだと思います。睡眠で大切なのは最初のノンレム睡眠であって、注視すべきは睡眠深度です。肉食説も体内合成のメカニズムや、身体を酸化する肉食のネガティブな側面を完全に無視している点は問題です。ライザップで減量に成功してもライザップ流が自分のライフスタイルに合わなければ継続できずリバウンドするように、何を信じるかは自分の身体との相性を基準に決めるべきでしょう。

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