37兆とも60兆とも言われる人間の細胞は毎日0.5%から2%が入れ替わっているとされます。数ヶ月から1、2年で新しい体を手に入れる計算になりますが、日々更新される体を実感するのは傷口が治癒していくときぐらいです。一方で確実に確かめる方法は食事による体の変化です。昨日のように新月の時は体の解毒が進むとされ、断食により心も体も軽くなります。栄養を摂ることと同様に食べないことは体をデザインするのに役立ち、食べるか、食べないかという二項対立は無益です。食べることも食べないことも共に重要であり、好ましい選択肢が常にあると執着が生じなくなります。同様にお金を使うことも使わないこともどちらにも価値があります。何かを買うという行為が一種の本能を満たすように、お金を使わない日もまた充足を感じます。世の中にストレスが蔓延するのは、より多く食べさせ、お金を使わせることにしか価値がないかのように偽装されているからでしょう。近年のマインドフルネスブームの背景にあるのは片側だけの雑音への抵抗のように思えます。