日常は貧しくない

オミクロン騒動により娘がイギリスで新年を迎えることになり、近所にできたスシローで妻とささやかな忘年会をしました。リスクの少ない外食は寿司だと思いますが、優待券もあり最も利用する外食店です。ひかりもの三貫を120円で食べられ、味も悪くないのは驚異的です。この一年を振り返ると花粉症の季節は沖縄でリモートワークをし、夏は北アルプス縦走に行き、山にも出かけた充実した一年と言えます。10大ニュースを数えるほどめでたいことも事件もありませんが、何事もなく無事で健康に過ごせて、寝る場所と食べるものがあり、そんな生活を守る国が機能しているだけで十分です。不安を数え始めればきりがありませんが、最低限守りたいものが明確になると心穏やかに過ごせます。他方で、あれが欲しい、これも欲しいと金に目がくらむと精神は貧しいままで平穏な生活は訪れません。イギリスを訪れ豊かさを感じるのは、日常生活に美的センスや偉大さを求める傾向が見られるからだと思います。元来それは日本の専売特許だったはずですが、いつしか日本人は日常を貧しいものとみなすようになったのかもしれません。

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