この数年、忘年会に行く代わりに年の瀬に温泉に行きます。昨年の今頃は草津や西伊豆に行きましたが、それを記憶しているのか西伊豆の料理が美味しい民宿の広告がWEB上に表示されます。OTAでほぼ最高評価され滅多に予約が取れない宿に1室だけ空室があり、反射的に予約を入れそうになります。新鮮な魚料理の美味しさを考えれば8,000円台の値段はバーゲンですし、冬の荒れた海越しに富士山を望む客室、24時間入れる温泉、交通費の燃料代も2,500円程ですから行かない理由などありません。人はなぜ旅に出るのかは自分にとって永遠のテーマで、いつも悩むのはどこに行くかではなく、行くべきか行かないべきかです。手元に商品が残らないホスピタリティ消費は製品仕様で価値を判断できず、自分の感情だけが頼りです。慣れた寝具や好きなように振る舞える自宅の快適さを手放して、往復時間、旅行代金、移動の疲れ、慣れない場所でのストレス、時々不快な思いをするリスクを犯してまで行く価値があるのか悩みます。支出金額の半分も出せば、居ながらにして同等以上の効用を得られるのかもしれません。