常に関心を持つのはモチベーションの引き出し方です。外的報酬を得るための外因的モチベーションと、活動自体が目的になる内因的モチベーションがあると言われますが、自発的に仕事に取り組む内因的モチベーションを実現している組織は少数で大半は小さな組織です。多くの企業は原始的なアメとムチか無知とムチに頼っているのが実情でしょう。古くはピラミッド建設の労働者がアルコール欲しさに働いたという説がありますが、現代の労働者のモチベーションはハイパーコンシューマリズムによる中毒かもしれません。ここでの問題は、過剰消費に浸かった人は短期思考になり思考領域が狭く、物事を二項対立で単純化し組織や社会を混乱させる存在という点です。金が全てという世俗の魔力に操られると、気づかぬうちに自ら精神を汚し幸せから遠ざかると思います。お金が生死を左右する人にとってはお金が全てですが、外的報酬への過剰依存が、常に欲求をエスカレートさせるヘドニック・トレッドミル患者を生み、社会という観点から見たモチベーションの問題を複雑にしていると感じます。