昨日は日本工学院に行きましたが、旅館業も学校で教えることも対人サービスであり接客業である点は同じです。授業はエンターテイメントとして行うものではありませんので、本来ホスピタリティ産業ではありませんがその本質は似ていると思います。主人に従者が仕える関係がサービスなら、ホスピタリティやおもてなしは対等を前提とした主人と客人の関係と説明されます。派生語に奴隷があるサービスは主人の要望に忠実ですが、後者はもてなす側のこだわりが反映されます。コロナ禍以前からホテル、旅館業が苦境にあるのはこだわりを失ったからだと思います。多くの事業者は自分のこだわりに自信が持てず、旅行代理店や客の要望に応えようとしますが、そのありきたりなニーズがレッドオーシャン化を招いた原因でしょう。授業に関して言えば自分が学生時代に受けて苦痛だった文献棒読み的な授業を避け、他方で学生のうちに聞いておきたかった話を心がけますが、両者に共振が起きる関係とは程遠いのが実情です。かのピーター・ドラッカーでさえ1割の学生を引き付ければ他の3割はついてくる、残りは祈るしかないと語っていたことがせめての救いです。