ほしいものが、ほしいわ。

コロナ禍で迎える2度目のゴールデンウィークの人出は高尾山や江ノ島では昨年の4倍を超えました。Intageの調査でも今年のGWに消費する平均金額は昨年から21.5%増の15,908円となり、一昨年の28,178円の56%まで回復したものの依然道半ばです。連休に使ったお金は日常的な食料品の買い物だけで昨日は都立砧公園までラブラドールと散歩をしました。物心両面で満たされているわけでもないのですがかといって過不足もなく、かつての西武百貨店のポスターのキャッチコピーのように「ほしいものが、ほしいわ。」という心境で商業施設にも足が向きません。このコピーが話題になった1988年には、もちろん達観しているはずもなく、お金を使うことの意義を疑うことなどありませんでした。しかし大いなる誤解は、幸福は未来のある地点に存在しこれから幸せになるという思い込みです。今この瞬間に感じるものが幸せであり、将来に含みを残すものではないと思います。人為的に作り出された理想を追う生活では内面が満たされることはなく、消費者は欲望の奴隷になるだけでしょう。

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