昨年12月から今年1月までに韓国や米国、中国、フランス、タイの5カ国で行った新聞通信調査委員会の世論調査によると、「日本に行きたいと思うか」という質問に韓国の51.0%、米国51.8%、中国40.3%、フランス60.2%、タイ77.8%が「行きたい」と答え、とくに韓国と中国では直前の調査と比べて16.8%、19.4%上昇しました。抑圧された需要がポストコロナで爆発的に反発するのかもしれません。一方で国境の再開に複雑な気持ちを持つのは、コロナ禍ほど国境線で国が守られていることを有り難く感じたことがないからです。グローバリズムを無批判に礼賛し国境を開けば、ウィルスばかりでなくサイレント・インベージョンやテロの流入という好ましくない心配も増えます。様々な葛藤を感じるのも、あるいは経営者が投資判断に悩むのも人間が頭と心の二重支配に置かれているからだと思います。本能や感性を抑圧する理性的な大脳新皮質はときに幻想を作り出し、恐れる必要のないものに恐怖心を感じさせます。大きく変化する時代には理性的な頭だけではなく、自分の内なる声をバランスよく聞く必要があるのでしょう。