人は思い込みで食べてきた

ステイホームの結果自炊率が上がり多少手間をかけると家でも美味しいものが食べられます。飲食店は営業時間を短縮し席数が減らされ感染対策で売上低下とコスト上昇に苦しみます。そのしわ寄せは食材原価に及んだようで、昨日行った店でも家で作った料理とさほど味が変わらないと感じます。巣ごもり特需のプチ贅沢に陰りが見え始める一方、自炊率が上がり料理に関心を持つ人が増えると外食産業を見る目がシビアになり足が遠のく人もいるかもしれません。もはや心置きなく談笑することさえ許されない外食の楽しみは色褪せていきます。人の関心は常に自分の外部世界に向かい美味しいものを食べることに情熱を燃やしますが、むしろ重要なのは自分の内面を見つめることでしょう。食べる行為は味覚、視覚、嗅覚など脳への刺激に対する繊細さを磨くことが重要で、専門家を含む多くの人がブラインドテストに耐える味覚を持っていないことは様々な研究から明かされてきました。食べるプロセスの瞬間を捉え自覚的に食べると、食事に関して作り上げた思い込みや先入観に振り回されてきたことが分かります。

Translate »