昨日は草津の温浴施設に行きました。20代と思しき若者が顔にシャワーを当てるのが気持ち良いらしくしばらく独占し、浴用タオルを持たないので脱衣所の床を濡らし、3ヶ所の脱衣ロッカーを使い人目を憚らず音を出して動画を見て、広間ではあたりに荷物を広げ「極楽!」と言いながら大の字になって寝ています。傍目にも気持ちの良いものではありませんが、一方で自分を含む大人の多くが品性高潔な行いをしているわけではありません。極楽を求める構造は同じで、むしろ経済力を付けた結果その影響はより深刻だと思います。金にまかせて体の許容を超える暴飲暴食を繰り返し、環境負荷の高い浪費生活をしながらトランプのパリ協定離脱はけしからぬと騒ぐ小利口さを身に付けただけです。物欲を開放する生き方が奨励されるのは経済を活性化するからですが、エスカレートした消費欲は同時に失う恐怖を生み出し多くのものを抱え込み人生を厄介にします。アメリカでは50歳代以降に生涯自動車にかけるお金の多くを費やすという調査がありますが、人生を乱暴に生きるなら何気ない日常を省みる余裕がなくなり、大切なものを見失うのでしょう。