ろうそくで暮らしたい

地下居住を始めて7ヶ月が過ぎ、住宅としての地下利用のポテンシャルを感じます。夏涼しく冬温かいというのは住宅セールスの常套句ですが、半地下なら掛け値なしにそれが手に入ります。酷暑の東京でクーラーを使用したのは延べ数時間で扇風機があれば快適に過ごせるメリットは驚きでした。夏場の電気代は以前の半分か3分の1になり、12月に入っても暖房を使う必要はなくこのまま冬を過ごせそうです。最大のデメリットは陽が差し込まないことですが、駐車場により他の住戸の半分しかないドライエリアにも関わらず、吹き抜けから差し込む太陽光でも、日中は最小限の照明で過ごせます。逆に戸外からの視線が遮られる戸建て住宅以上の安心感はメリットです。日本の住宅の照明は常々明る過ぎると思っていて、最小限の照明器具に初めて来た人は暗いと言いますが、これは慣れの問題でしょう。人類の歴史の大半は日没後闇に包まれる暮らしですから、明るさに慣れた現代の生活こそが不自然で本当はろうそくで暮らしたいぐらいです。夜でも明るい生活は慢性的な浅い睡眠による深刻な健康問題を引き起こしていると思います。

Translate »