アスリート社長の時代


オウンドメディアの成功例として、トヨタイムズが引き合いに出されます。しかし、優等生的で面白みに欠けるとも感じます。その点で、オーダースーツSADAのYouTubeの過激さは、佐田展隆社長自身が体を張ったトップセールスで自社商品をアピールする意外性にあります。東京マラソンはともかくとして、富士山からのスキーや主だった山にビジネスシューズで、ビジネスバックを抱えて登り、海外はモンブラン、キリマンジャロ、キナバルまで遠征し、時にはくじらと泳ぎ、趣味のスキージャンプをスーツでこなし、このままミーティングに出られると耐久性や運動性を訴えるのは、企業PRの正攻法に見えます。そごうのオーダースーツの仕事が大半を占めていた先代が巨額の負債を抱え、破綻寸前にあった同社を、製造・卸から製造・小売へと大胆に転換した手腕は、凡人ではありません。エネルギッシュなアスリート社長の時代を予感させます。

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