政治家や裁判官の素顔を知る

久しぶりに盛り上がりを見せる選挙当日を迎えました。「まつりごと」と「政治」はどちらも人々を引き付ける魔力を持ちますが、大きな違いは前者が地域の結束を高める役割を果たす反面、後者は往々にして社会を分断します。今回の選挙が歴史に残るとすれば、東京都知事選挙でその威力を見せつけたSNSにより、有権者の投票行動が短期間に変化することです。今まであまり話題に上がらなかった最高裁判事の国民審査においてさえ、落選運動が盛んなことも印象的です。これまでは政治家や裁判官の素顔を知ることなく、耳に心地よい言葉とイメージだけで投票していた人たちが、都市部を中心に、国や地域を良くするために働く人をシビアに吟味するようになったと思います。機能不全に陥った政治家を正すには、有権者が自ら調べ、投票行動に責任を持つ以外にはないのでしょう。

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