昨日は親戚が住職を務める瀬戸内海の小島にある寺で法要がありました。開基は1525年(大永5年)1月15日にさかのぼり、その歴史は500年に及びます。500年も続く企業はありませんが、開基の10年後に生まれる織田信長が、宗教・寺社勢力と対立したことを考えると、途切れることなく今日に至る歴史は稀有と言えます。長きにわたり歴史を積み重ねて来たのは、そこに信者がいたからでしょう。「儲」が信者と書かれるように、企業が永続するためには、新規顧客が一定年数にもたらす正味現在価値であるLTV(生涯顧客価値)が必要であり、その源は信仰です。寺社仏閣が長い歴史をきざむのは、心の平安をもたらすための祈りの場だからかもしれません。祈りによってオキシトシンが分泌され、安堵感や幸福感に包まれることが知られますが、太古の昔から先人たちは、祈りには思いもよらない力が内在することを理解していたのでしょう。