コロナウィルスは鳴りを潜め、あの騒動は幻想だったのかとさえ思えます。コロナ禍に功罪があるなら、手洗いなどの感染症対策を徹底するようになったことは健康増進につながり、2019年以降風邪すらひかなくなりました。他方で健康への深刻な影響は、恐怖心から人々が内向きになり、運動をしなくなったことだと思います。外出が規制された2020年の年間平均歩数は以前の平年より2割以上減り8,876歩でした。翌年から9,322歩、12,530歩と回復し、歩くことを心がけた今年は14,241歩です。工業化以前の社会では、体が要求する運動の全てを日常生活が満たしましたが、現代人がすぐにできる運動は歩くことです。歩くだけで筋肉の7割が使われ、ふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返し血流が改善し、姿勢よく歩けばインナーマッスルを鍛えられます。昨今は街中で電動モビリティを頻繁に見るようになりましたが、歩く機会を奪う悪魔の乗り物かもしれません。