昨日は南会津に草刈りに行った帰りに湯野上温泉に泊まりました。かつて栄えた有名な温泉地はそれが仇となり、今は廃墟も目立ちます。泊まった宿も昭和の時代には各地にあった温泉旅館で、悪く言えば場末感が漂いますがそれも風情のうちでしょう。館内には活気がなく後継者がいるようには見えないところも哀愁を誘います。徒歩圏にコンビニがあり、洗面所にはクイックケトルと電子レンジが置かれ、贅沢を言わなければ普通に生活ができます。眼下に迫る大川渓谷にある夫婦岩一望の露天風呂は、この宿最大のハイライトです。お湯は温くて快適ですが、昨夜のように雪の降る天気だと湯舟から上がることができなくなります。こうした宿に泊まるメリットは、多くを期待していないために、おおらかな気持ちで過ごせることです。これが数万の宿なら粗さがしを始めて、勝手にストレスをためそうです。