日本人のルーツをたどる旅

昨日は秋の深まる戸隠の宿坊に泊まりました。訪れるのは11年ぶりですが、ご主人とはFacebookでつながっているので懐かしく再会したという感じでもありません。11年前と言えばまだ恐ろしく肥満し、何を勘違いしたのかスポーツカーなど乗り回し、贅沢こそ美徳と信じていた頃で、未熟だった自分に恥ずかしさを覚えます。一方で当時から宿坊は好きで、どこかストイックでありながらソフィスティケートされた空気には今も昔も魅了されます。江戸時代後期に建てられた茅葺き屋根の母屋と、明治時代中期に建てられ土蔵は、祖先を16代さかのぼることのできる名家にふさわしい風格です。しかし戦後の偏った歴史観を鵜呑みにした現代の日本人は、祖先から脈々と続く伝統に敬意を払わず、むしろ正当な評価をするのは日本より歴史の浅い外国からのゲストです。海外に出かける前に、日本人のルーツをたどる旅に出るべきでしょう。

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