永遠の今

長野県にいるメリットは農産物の産地に近いことで、近所のスーパーに行くとリンゴ(つがる)5個が230円で売られていました。多少小ぶりながら傷んだ様子もなく、一つ50円もしないとは思えない甘さが口中に広がります。同時に申し訳ないという、作った人への複雑な感謝の気持ちが沸き上がります。幸福を量る指標は感謝の回数だと思います。人は満たされたときに感謝をし、一方で次の欲望や執着で頭が一杯のときその気持ちを忘れます。暖かい湯舟に身を沈めたとき、清潔な布団で眠りにつくとき、蛇口から飲み水が出るとき、青空を見上げたとき、感謝の機会は無限にあります。一方、消費者が満たされてしまえば産業は立ち行かなくなりますので、いつも欠乏を煽ります。世間には幸福になる方法を語る嘘が満ち溢れますが、幸福のためにすべきことなど何もなく、永遠の今を感じ、感謝し味わいつくすだけだと思います。

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