海外の狭小住宅のYouTubeを見ていて不思議なのは、同じ面積の日本の住宅よりも住みやすそうなことです。同じ20㎡でもユニットバスとワードローブの間のデッドスペースを持たない海外のホテルの客室を広く感じるのと同じ理由だと思います。その原因は廊下の存在でしょう。戦後、日本の住宅の間取りは玄関から伸びる中廊下を中心にドアを隔てて個室を作り、中廊下は家の風通しと太陽光を分断し、〇LDKといった個人空間の確保により家庭内別居をもたらしました。廊下の最小化を考慮した我が家の間取は、引き戸で居室を区切った結果以前の日本家屋のような巨大なワンルームになり、玄関は階段の踊り場と自転車置き場を兼ねます。壁により分断をするドアではなく、動く壁である引き戸による空間の可変化こそ究極の省スペースであり、家庭内の「つかずはなれず」を実現すると思います。