東北まで行く必要がない那須の名湯

今朝は那須方面に用事があり、途中県道那須甲子線はボブスレーコースのように凍っているところがあり、自分の意思とは関係ない方向に車が流されます。

途中那須湯本温泉の雲海閣で温泉に入りました。この旅館の発祥は江戸中期で常磐屋(ときわや)と称していた由緒ある旅館です。10年ほど前からその鄙びた素朴さ(汚さ?)がテレビなどに取り上げられる知る人ぞ知る旅館です。鹿の湯の源泉を引いている硫黄泉以外に明礬泉の浴室もあります。自炊のできる素泊まり専用旅館で一人4,500円ほどのようです。

このあたりの旅館はどこも歴史が長いものの、終戦の年に軍の硫黄鉱山が空襲され、逃げる際に倒したランプから大火となり、ほとんどの建物や書物は焼けてしまったようです。代々旅館をしていて後継ぎだった娘さんが早逝したことから、番頭をしていた現在の主人の伯父が継いだそうです。日本ビューホテルの箭内家もこちらで古くから営業をしていたようです。

温泉はすばらしいのですが、建物は正面玄関からして朽ち果てるに任せている感じです。風情といえば風情があり、東北の秘湯まで行く必要もなく、ここで長湯治すれば十分です。お風呂で一緒だった人もこの10年ほど年に数度来るヘビーユーザーで、食事は持ち込みで2泊すると話していました。硫黄泉の浴室は天井の一部がはがれ、外気が入るために露天風呂気分です。400円は個人的には良心的に思え、また入りに来たい温泉です。

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