最高条件は絶滅条件

人がどれだけ食べずに生きられるかに関心があります。一日一食でも普段の生活に支障はありませんが、北アルプスで一日活動をすると2、3,000kcalのエネルギーを消費するはずですが、山での食事は普段よりむしろ少ないぐらいでもエネルギー切れは起きません。人体は体内合成によりエネルギーを自給しているはずで、その不思議なメカニズムに無限の可能性を感じます。多くの人は食べることに関心を向け、食べないことに関心を持つ人は少数です。今でも多くの人が飢餓で命を落とす反面、一日300kcal前後で肉体を賄う数十万人のライトイーターが元気に暮らしている事実には興味が尽きません。間違いないのは、欲望の開放を無制限に許容する消費社会が不健全なことです。生態系の頂点に立ち最高条件を謳歌する人類の行く先はかつての恐竜と同じ運命だと思います。無補給でどこまで行けるかは、どこまで消費せずに生きられるかというテーマにつながり、絶滅を避ける方法は人体の可能性を封じてきた思考を変えることでしょう。

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