食べた後の虚しさ

消費を抑制する壮大な社会実験が月末まで延長され、同調圧力と先行き不安から消費はさらに落ち込むかもしれません。今年2月に公表された家計調査によると消費支出(総世帯)は前年比6.5%の減少となりました。コロナ禍のスケープゴートにされた外食業界には申し訳ないのですが、外食の自粛が健康に及ぼす影響に興味があります。外食費の比率がOECD加盟国のなかでは低く、食事を自炊する傾向が強い日本ですが、昨年の総死者数が実質3万人減少したように、自粛生活は日本人の健康を改善している可能性があります。飽食時代のライフスタイルにおいては食べないメリットの方が大きく、健康リスクの高い古い油や砂糖を摂取する機会も減ります。家での食事は食べ過ぎるリスクが少なく、満腹になったときの罪悪感と虚しさを味わわずに済みます。外食の場合、注文時と食べるときの時間差に満腹中枢が働き、料理が出たときには満腹ということがあり、残すことを良しとしない日本では食べ過ぎになりがちです。外食に熱狂できない理由は食べた後の虚しさを避けたいからかもしれません。

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