濃密よりは希薄がよい?

英国にいる娘が珍しく連絡をしてきました。誰でも悩み事を抱えますが、その多くは人間関係に起因します。人間関係を選べない閉鎖空間は会社組織に限らず、ママ友やFacebook友達の間でさえときにはトラブルが殺人事件に発展します。友達が多いほど、人間関係が濃いほど幸せという思い込みと、仲間はずれにされたくない本能的恐怖が日本人の我慢の元凶だと思います。人間関係の豊かさはセーフティネットになり得る反面、人間関係の重要さが強調され過ぎた結果、大脳新皮質に支配され自分の本能や感性を抑圧して人間関係を維持しようとします。嫌な人間関係を続けていると自分に嘘をつき心が衰弱していきます。ストレスを溜めないためには抑圧から開放される鈍感さと、希薄な人間関係を受け入れることが重要だと思います。人が人間関係で病むのは関係が希薄だからではなく、濃密過ぎるために過剰な介入や依存、支配がストレスになるからです。深く濃密な付き合いはいずれ時間が経てば破綻することが多く、適正な距離を保ち付き合う割り切りも必要でそれは身近な家族関係であっても同じでしょう。

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