3月11日は多くの日本人にとって10年という時間の隔たりを意識する日です。国内観測史上最大の地震があった日のことは日記を見返さなくても当時の感情を鮮明に思い出せます。10年という時間は大型犬なら一生涯の時間に相当し、人体も大きく変わり当時は幼児だった娘は今や自分と変わらない身長です。社会常識も10年前とは大きく変わり、10年後にはなくなっている職業もあるでしょう。人類も進化し過去50年で平均余命は10年ごとに2割伸びています。一方でガン細胞がCTやMRIで発見できるようになるまでには短くても10年かかり、糖尿病の合併症も10年以上の歳月をかけてゆっくりと静かに体を蝕みます。われわれが平均寿命の延びを実感できないのは食習慣や飲酒、ストレス、運動不足がプラス面を帳消しにするからで、この10年でうつはすさまじい勢いで増えています。投資利回りを複利で10年間回すなら資産は大きく増え、毎日3時間10年かけて10,000時間を費やすなら誰でもプロになれます。この10年で転職しサラリーマンを辞め、旅館を買いと人生は劇的に変わりましたが問題なのは成長できたかどうかです。