昨日は義理の父の家に行きました。一人で暮らす88歳の父はおせち料理も自分で作り完全に自立して暮らしています。以前なら施設に入って守られながらも不自由な余生を過ごすのが当然とみなされる年齢ですが、今は90歳を超えても現役で働き経済的に自立することも決して驚くべきものではなくなりました。80歳で3度目のエベレスト登頂に成功し86歳の一昨年、アコンカグア登頂を目指し6,000mまで登った同い年の三浦雄一郎氏の例をあげるまでもなく、筋肉も脳も成長し続けることが分かっています。老人学の権威であるA. カムフォート博士が老化の75%は自己願望の現れだと述べたように、段々年をとって衰えていくと信じ込むこと自体が人を老化させます。日本を含む多くの国において老化が最近まで研究対象とされなかった理由は、老化は避けて通れないと言うコンセンサスがあるからだと思います。人が死ぬことは経験値であり明確な証拠は見つかっておらず、われわれが衰えだと誤解しているものの半分は体質の変化であり、残りは老いるという思い込みでしょう。