生き方を変える機会

2ヶ月以上を残す2020年は世界史の3つの出来事をまとめて経験する稀代な年として記憶されるかもしれません。19世紀後半に中国から広がったペスト大流行、20世紀前半の世界大恐慌、20世紀後半の中国の文化大革命(大躍進政策)、とわれわれが目撃している現実の世界は近代史・現代史の大事件を辿っているように見えます。戦後未曾有の経済危機がわれわれを襲うとすればこれからです。菅政権のブレーンのなかには数百兆の資金投入の余力があると考える経済学者もいて、最小限の被害で乗り切れる可能性もあります。安倍さんのような華やかさとは無縁の菅さんですが、着実に手を打つその方向感は好ましく感じます。一方で7月以降3ヶ月連続して自殺者が対前年で増加に転じました。雇用統計と自殺者に相関があることは知られ、強いストレスを感じた人の8年後の死亡リスクが43%高まるという米国の調査もあります。ただしこの調査で死亡したのは、ストレスは健康に悪いと考えていた人たちだけでした。重要なことは人生を人任せにしない主体性であり、生き方を変える機会だと肯定的に受け止める考え方なのでしょう。

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