土のない都市

昨日は9ヶ月ぶりの対面授業で八王子に行きました。家でリモート授業をしているときは気づきませんが、一限がZOOMで二限が対面授業だと両者の違いが明確になります。対面授業に比べてZOOM授業は1.5倍程のスピードで進んでしまい、学生から授業についていけないと言われる理由がわかります。一方、東洋大学の調査では通学がなくなり復習もできるリモート授業を対面授業より支持する学生が多いと言います。授業の性格により両者の使い分けが進み、いずれ堅苦しい教室はシェアオフィスやスターバックスなどに分散化されると思います。好きな場所に住めるようになれば都会を離れる動きが進む一方で、最先端の消費現場の空気を吸えて、すぐに人に会える都心に住みたい人も多いはずです。しかし大半の場所は行かなくても想像がつき、今更どうしてもそこに身を置きたいと思える場所などないはずです。見る必要のないものを見て、会う必要のない人に会い、食べる必要のないものを食べることに時間を奪われるのが都市だと思います。世界中で文明病が蔓延するのは豊かさを求めて人々が都会に移り住んだ結果であり、身土不二が示すように本来人間と土は一体であり、土のない都市は脳を活性化するために旅する場所であって住むべき場所ではないと思います。

Translate »