究極のグルメ

人は食べることに興味を持ちますが、最近の関心は食べないことです。体重は高校以降で最も軽い57kgになりましたが、今のところ健康状態は良好で登山のコースタイムに低下は見られません。人類誕生以来、食べることは最も大切な欲求であり疑念を挟む余地はありませんでした。体内合成という人体の不思議なメカニズムが次第に明かされ、エネルギー産生システムが3系統あることが広く知られるようになったのは比較的最近です。固形物を摂らずに生きる不食者は世界に数万から十万人に及びNASAの研究対象になっています。人間は経験から学ぶ存在であり、それが荒唐無稽な仮説だとしても自分の経験に根ざしたものであれば強い信念を形成します。ライトイーターと呼ばれる基礎代謝の半分程度のエネルギー摂取で生活することは経験的に可能だと思います。現代の栄養学と常識では説明できませんが、不足するエネルギーは食事以外の何らかの方法で体内合成している可能性があり、究明が進むと不食のメカニズムが解き明かされます。もし不食が可能になれば食べることは純粋な楽しみとなり、そのとき人は究極のグルメに到達するのでしょう。

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