自分を見失う現代人

身体が重いと感じるときは断食をします。この2日間食事を抜きましたが、脂肪が落ちるだけでなく毒素も抜けて身体が軽くなります。この間に有酸素運動をすると体内に蓄積されたグルコースは完全に枯渇し、糖新生で合成されたグルコースと脂肪酸から生み出されるケトン体系回路がエネルギー源に変わります。飢餓を生き抜いた人体はエネルギー産生回路を3つ持つハイブリッド構造で、解糖系を使えなくすることで本当の自分である野生の身体が戻ってきます。断食による身体の変化はまず嗅覚が鋭くなることです。山に行くと普段は感じないのですが、すれ違ったハイカーの匂いが数メートル離れていても明確に分かります。もう一つは味覚が敏感になり、腐敗した食べ物への適応なのか普段食べ慣れたものでもとくに酸味に対して味覚が鋭敏になります。さらにカフェインを受け付けなくなるらしく習慣的に飲んでいるコーヒーを飲みたくなくなります。この状態こそが人体のデフォルトですが、偽りの欲の赴くままに食べたいだけ食べる現代人は本来の自分を見失なっていると思います。

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