プロトコルにはまるホテル業界

昨日は出張先のホテルで授業をしましたが、遠隔授業は「その日は東京にいませんから・・」と言わないで済みスケジュール調整が楽です。昨日泊まったのは地方都市とは言えそれなり以上の施設で、客室には2,200mmのキングサイズのベッドが入り、それなり以上の朝食がついて消費税・サービス料込で6,180円です。ここから一休の手数料を引かれると、客より多いぐらいの従業員の人件費を負担する余裕などありません。これはコロナショック以前からの問題で、価格競争に巻き込まれる原因は積極的に行く理由がないコモディティだからです。業界論理が強い産業ほど構造不況業種になり、ホテル業界はその典型です。IT業界以外でホテル業界ほどプロトコルにこだわる産業はなく、金科玉条のごとく錆びついた価値観を崇拝します。大半のホテルは入る前から何が起こるか想像できそれが安心という声もありますが、提供側の差別化というのはいつも誤差範囲です。朝食は満足すべきものでしたが、ありきたりのサービスに高い原価をかけた上に自力集客できないためにOTAに法外な手数料まで取られます。業界のピラミッド構造は逆さまになり蟻地獄になっても惰性の経営は同じことをやり続けます。

Translate »