シンギュラリティが来ても来なくてもAIが人間の仕事を奪うことは現実問題です。答えのある反復作業はやがて限界費用ゼロで行われ、残る仕事は人間が持ちうる身体性だと思います。クリエイターと呼ばれる人たちが手書きのノートを使い続けるのもそこに理由があるのでしょう。人体を通して生み出される価値に焦点が当たると、ビジネスの世界にも人間性回復が求められます。過密人口、過剰消費、運動不足という都市のビジネス環境はより人間らしい自然重視、節度ある消費、運動による健康増進へと転換していくと思います。トップアスリートが試合でフローに入るルーティーンが必要なように、ビジネスで最良のパフォーマンスを発揮する環境が必要です。運動と断食は自分の身体を知る最良の手がかりになります。断食をすると本当の食欲が明らかになり自分が何を消化できるかが分かり、運動をすれば身体を最高の状態にするのに必要な栄養素が判明し、山道を走って下ると警策で叩かれなくても心の乱れが分かります。自然環境豊かな場所で働くワークスタイルは、単に気持ちが良いという感覚を超えて競争優位の条件になると思います。