自然界に学ぶ人間界

戒厳令前夜の首都圏から離れた白河のマクドナルドでさえ人影がなく三密とは無縁の開店休業状態です。古代より天変地異は人間社会への天の警鐘であるとする古代中国の災異思想は非科学的な神秘思想として一蹴されてきました。近代科学は人間が自然を制服することを使命としてきた側面がありますが、科学が天変地異を制服した歴史は皆無です。古代人が怖れを抱いた日蝕や月食の現象を合理的に説明し予測することはできても、それらの現象に現代人が関与することはできません。SNSの外食投稿が自炊投稿に変わり、日々の地に足のついた生活を見直す風潮には好ましい面があります。人間の傲慢さの象徴である自然界との調和を無視した現代社会のあり方を見直す機会にすべきなのかもしれません。自然界は陰陽二気の調和によって成り立ち、人体も自律神経のバランスがなければ生きていくことができません。一方人間界では勝敗、損得、吉凶といった、数億年前に遠い祖先が爬虫類と分かれたときに受け継いだ脳のさもしい対立概念が社会を覆っているように見えます。

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