かなり控えめに言っても今の状況は戦後最大の異変ですが、重要なのはこの状況を味方にできるか否かだと思います。低俗なマスメディアの終焉が見えてきたこと以外にも好ましい面があります。グーグルによると、職場への移動は米国で38%、イタリアでは63%減に対し日本は9%減にとどまり、三密が好きな日本社会の対策の遅れが目立ちます。先進国のなかで一番遅れているとされるリモートワークやオンライ授業を日本もせざるを得ないことは明るい兆候です。ポストコロナに待ち受けるのはハコとしての会社も学校も不要になる社会です。さらに発展して世界から最良の教師や最良の従業員を選べるようになればハコだけではなく学校や会社組織そのものがいらなくなります。これは決して突飛な発想ではないと思います。教育は人格形成であるといった、理想論ときれい事で聖域を作り規制するのは権威に弱い日本人の悪い癖で、殺伐とした教室が人格形成にふさわしいはずがありません。三密の権化のような会社のオフィスもその不合理さと非効率さが露呈するはずで、硬直した建前文化を壊し学ぶや働くを再定義する抜本的な改革が進むことを期待したいと思います。