もっと山で過ごしたかった

4月の異動シーズンになり新聞の人事欄にかつての入社同期の名前を見つけると少し複雑な気持ちになります。上場企業の役員クラスともなれば社会的なステータスは雲泥の差があります。今でも組織人の癖が抜けず、肩書や年収に執着がないと言えば嘘になります。一方で組織人としての肩書を持たない自分はこの先もそれを失う寂しさを味わうことはありません。肩書があれば周りから人が集まって来ますが、失えば離れて行きます。今の生活にはそれほどお金は必要ありませんから、年収を競い一喜一憂する執着から自由になる方が幸せだと思います。自営業者のメリットは定年退職がないことで、引退してやることもなく老け込むリスクを避けることができます。結局のところ、自分にとって「幸せな人生とは何か」という問にどれだけ正直に生きるかだと思います。人生最期の死の床で、「上場企業の役員になれたから本望だ」とは思わない気がします。自分が後悔するとしたら「もっと山で時間を過ごしたかった」だと思います。山に行く回数は会社員時代より増えました。

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