医薬品という民間信仰

時節柄体調管理に注意深くなります。会社勤めの頃は体調管理など考えず嗜好の赴くままに好きなだけ食べ運動にも無頓着でしたが、自営業者にとって体調管理は死活問題です。昨日の昼から頭痛がして一瞬いやな予感がよぎりましたが、水分が不足していたらしくお茶を飲んでいるうちに治りました。人間の身体は大半の不調を感知して自分で治すことができます。季節の変わり目に風邪をひくことはありますが、この10年ほど熱が出ることも医者に行くことも薬を飲むこともなく自分の主治医は自分です。ひきはじめが重要で、生姜茶を飲んで早めに眠れば翌日には元気を取り戻します。とくに重要なのは何も食べないことで、自然治癒力を最大化するためには、フランス人が「メスのいらない手術」と言うファスティングが最強の治療法です。生活習慣病の多くは食源病であり、過食が不調の原因を作ります。若い時には代謝の力で乗り越えてきた身体も更年期以降はそのつけをどこかで払うことになります。今年のインフルエンザが激減している現象は、普段いかにウィルス感染に無防備な生活をしているかの裏返しです。日頃は自殺行為の食生活をしながら検診前だけ節制し、医薬品という民間信仰が世界一盛んな日本らしいと言えるのかもしれません。

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