昨日は八ヶ岳南端の西岳(2,398m)に登りました。登山口で氷点下7度ですが無風で八ヶ岳の主峰赤岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、御岳、北アルプスの南端まで望むことができます。往復3時間弱の散歩感覚で、行きは歩く瞑想、帰りは走る瞑想になります。雪のトレイルを一歩一歩登っていくと直感が冴えてきて自分が何をしたいのか本当の姿が見えてきます。十分に満たされていてこれ以上の欲求は無用と思えてきます。平和な日本で不自由なく生かされているのに何を悩み何に不安を感じる必要があるのかと思い至る頃に山頂に着きます。身体を使って心を修める一般人のための実践的な宗教が修験道だと思います。高尚な宗教哲学ではなく修験によって体を変えれば心も変わります。登山そのものを教義の中心に据えて人間の感覚を研ぎ澄ませて行く宗教は日本の修験道だけです。千数百年前から修行の場である山中を素早く移動していた修験者はトレイルランナーの元相と言えます。雪で整地された下り道は走るのに最適で、9時前に下山すると心も体も浄化され、スノートレイルから始まる一日は理想的です。