濃厚接触が不可避な都市的な生き方

昨日は「ブルーゾーン 世界の100歳人に学ぶ健康と長寿のルール」を読みました。世界の長寿村を調査した本は多数あり、この本も含めて調査対象地域はそれぞれ微妙に異なりますが導かれるエッセンスはほとんど同じです。元気な長寿者がきわめて多いエリアを青いインクで囲んだことから呼ばれるようになったブルーゾーンの特徴は、食などの伝統文化が色濃く残り、ストレスにならない程度によく働き、家族やコミュニティの連帯が強く、生きがいや強い目的意識を持て、少食で野菜中心の食事、安息日を持つなどある種の信仰心にあふれることが共通しています。一方現代の都市には大量生産のジャンクフードがあふれ、仕事はストレスを生み、核家族化や単身世帯が増え、刹那的な娯楽に目を奪われ、肉食が奨励され、信仰心は初詣ぐらいとまるで逆です。人類史から見ればわずかな点に過ぎない都市の生活を与件にわれわれは生きていますが、阪神淡路や東日本の大震災をきっかけに少なからぬ人が人生を変え始めたように、一連の武漢熱騒動をきっかけに濃厚接触が不可避な都市的な生き方を見直す人が出るのかもしれません。

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