陰陽循環の2020年

2020年が中国にとって歴史的な転換点となると感じるのは、陰陽の循環によって森羅万象が営まれるとする60年周期説があるからです。自然界に存在する人間とその集団は自然界の摂理と波動に支配されると考える中国には、十二支と十干を組み合わせた60年を周期とする六十干支(ろくじっかんし)が古くから伝わります。中国現代史を振り返ると1840年の阿片戦争、1900年の義和団の乱、1960年は数千万人の餓死者を出した大躍進政策による大飢饉、と歴史的な大事件は60年周期の不気味な符合を見せます。循環の思想が根付く日本を含む東洋世界では国家の盛衰を予測する長期波動の代表が60年周期です。六十干支理論の根拠は天体の運行にあり、木星の12年周期と土星の30年周期の最小公倍数が60年であることを古代の先祖は知っていたようです。現代の気象学も北半球の平均気温が60年周期で高低することを示します。日本にとっても特別な意味を持つ2020年は想像を超える一年になるのかもしれません。

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