自然に埋もれるストイックな暮らし

昨日乗った飛行機は日曜日の始発便ということもありますが、搭乗率は2割ほどの最近見ない光景でした。あまりに人が少ない搭乗口を見て、すでに搭乗が始まったと勘違いしたほどです。増税後冷え込むように見えた消費マインドの流れを新型ウィルスの世界的な感染拡大が決定づけてしまったのかもしれません。社会人になった頃の会社は対前年売上を下回る時期が続き言い知れぬ不安の後にバブル経済の狂乱が日本中を覆い、ITバブルやリーマンショックを受け、方向感のない時代だった平成が終わりました。リーマンショックの頃は今では考えられないような手頃な価格だった高級ホテルに泊まっていたのを思い出します。不安は自己が作り出した幻想でありその実態は起こりもしない悲観的な未来ですが、原因は失いたくない執着でしょう。普段と変わらぬ新しい一日が始まる空港で多くの人が働く姿を見ていると、不安な時代こそ今日一日に全力を尽くして未来に備えるべきだと思います。失うものが少なければ自ずと不安も少なくなり、自然に埋もれるストイックな暮らしに憧れる理由はそこにあるのかもしれません。

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