強くて脆い組織

SARSの10倍以上の感染規模とされる中国湖北省武漢市を中心とする未確認のコロナウイルスは不気味な広がりをみせ世界はパンデミックの淵に立っています。2,000万人が住む対象地域の交通遮断など強権国家の面目躍如ですが、対応が後手後手となった理由は硬直した集権体制による無責任、隠蔽体質との指摘もあります。昔は組織論に関心がありティール組織のような話に熱中しましたが、今は興味がありません。日本でも中国でも組織に巣食う人間のエゴが一見強くて脆い組織を生み出し、組織ありきの組織論は今後大きく見直されると思います。ネアンデルタール人が滅んだ理由を組織のサイズに求める主張もありますが、様々な関係者が協力して社会課題に取り組む時代には企業や行政に見られる伝統的な組織ではなく、社会という組織単位を前提に再構築する必要があります。社会を分断するこれまでの組織論を一度忘れ、ドラッカーの言う人間変革機関と市民性創造を担うための、社会におけるナレッジ・マネジメントという観点が必要だと思います。

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