起き上がって走り続ける

弁護士でありながら異国の地で囚われの身となり、部下は泥をかぶる出世の踏み台ぐらいにしか考えないゴーンに置き去りにされたグレッグ・ケリーは何を思うのでしょうか。平民国家の日本人が知らないプライベートジェットを使った手口で富裕ぶりを見せつけたレバノンでの嫌味な会見は、自身が経営する牧場で第二の人生を考えていたであろうその生活とは価値観が違ったのかもしれません。ゴーンはケリーが司法取引を拒んだことを褒めたたえ、尊敬に値する男と呼び忘れるべきではないと訴えましたが、その言葉は虚しいだけです。安倍首相が嘆くように一民間企業の問題が国際問題に発展した今、日本の面子をかけて、プライベートジェットの大きな荷物は検査されないという間抜けさをゴーンが見つけたように、彼が見落としている抜け穴を見つけて欲しいものです。重要な証人であったボスの裏切りに「私は起き上がって走り続ける。不満を漏らしているように思われたくはない」と語り、昼食はコンビニのサンドイッチかおにぎりというケリーには寛大な判決を望みます。

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