先日某大学が運営するセミナーで、星野リゾートの人がゲストスピーカーで話をした際、並入る企業の幹部クラスを前に話したのは入社4、5年目の女性でした。ほかの企業が大学側に気を使って役員クラスを派遣してくるのに対して、自社のトレーニングの一貫と考えているのか、星野リゾートらしい強かさを感じます。話の内容に過不足はありませんし質問にも的確に答えていて新卒でも4、5年すれば対外的に会社を代表できるという自信は素晴らしいと思います。わずかな謝礼が出たにせよ収益を生まない付き合いに幹部を派遣するなど合理的な判断と言えませんし、体面ばかり重視する従来の企業風習を真っ向から否定する潔ささえ感じます。話で印象的なのは離職率で、リブランドなど他社からの複数のテイクオーバー物件があることを考慮すると想像より低い数値でした。積極的な情報開示により求職者にセルフスクリーニングをしてもらうことが雇用のミスマッチを防ぐ上で重要です。常にベターであり続ける強すぎる星野リゾートは、どこか好きになれないけど他に選択肢がないから認めざるを得ない安倍政権と似ているのかもしれません。